ポルカを祝おう

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 私が部屋から出ると、暖炉のある部屋から先生の声が聞こえてきました。 「今朝も……まったく生気の感じられない声ですね」  先生に掃除の終了を報告しようと部屋にはいると、そこには先生ともう一人── 「おお、モロヘイヤ来たか。ちょうどお前を呼びに行こうかと思っていたところだ」 「私は特に貴方に用事はありませんが。言うことがあるとすれば、掃除が終わったということくらいですね」 「それ用事じゃないの?」  暖炉のある部屋は、私がいつも食事をしたり、先生の話を聞いたりする部屋。
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