ポルカを祝おう

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 バラの刺繍入りのテーブルクロスがかけられたテーブルに、向かい合うように置かれたイス。  日の光がよく入るようにと設置された窓からは、今日は晴れのために太陽の光がさんさんと降り注いでいる。おかげで先生の頭がとてもまぶしく見えるから困る。 「ポルカ」  “それ用事じゃないの?”と呟いた人物は、いつも私が座っているイスに腰を落としてコーヒーだなんて身の丈に合わない飲み物を啜っています。 「とりあえずお前も座りなさいモロヘイヤ」 「……」  座れ、と言われましても。
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