第18章

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私が言うと、灰さんは途端に不安そうな顔になった。 そんな灰さんを軽く笑って、なんとなく直の腕に抱き付く。 直はん?て、私の頭を黙って撫でた。 「条件というかなんというか、お礼というかなんというか………。……取り敢えず、皆さんと遊びに行かせて下さい。勿論お礼なので、諸経費等は私達が出します。」 私の頭を撫でていた手が、ピタリと止まった。 直にはこの間お昼代出して貰ったしね……。 「遊びに行くのは大歓迎だが。…………金を2人もちっていうのはちょっと……………。」 「いいんです、私達からのお礼なんですから。ね?直。」 「あ、ああ……。」
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