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の順にみてく占い
過去は
離宮に座して七赤金星掛かり
離別、死別の宮に、享楽、少女、低脳者の星がかかる。
この離別の宮は、底知れないほどふかく、暗い何かを湛えている。反面、七赤金星の星は、強い日差しをあびて眩しいくらい。
賑わう行楽地が、底知れない深い闇の上に乗っているのだ。ところがこの闇は、四角い形をしている。四角く掘られた井戸はどこまで深いか分からない。そんなふうだ。一体井戸が何を湛えているか、よく分からない。意志でもない感情でもない何者かが、黙って四角い中に嵌っている。
そんな情景だった。恐らく京都東山区の事故が表されているのだろう。なぜなら、七赤金星は、手術、機械器具の象意があり、時に身体を剋害する事故を表すからだ。
七赤金星の象意「低脳者」は、事故を起こした運転手の状態を表しているだろうし、「少女」は亀岡の事故を表しているだろう。
そう、離宮(離別、手術、避ける、火、死別、名誉、顕現、神経)と七赤金星の重なり具合が、よく分からない。両者は全く別々で本来的に関わりを持たない筈なのに、なぜか組み合わされている。ではどんな風に組み合わさるかを見てみた時に、一抹の不安を感じる。大変流動的で不安定であり、離宮のほうがふらふらしながら七赤金星に接近する、そして不意に一点で交わる、そんな組み合わされかたをするからだ。
混乱させられる卦だ。京都の事故を表していることは明らかなのだが、占盤が与えるイメージは、現象が、現象の起こる対象と、安定した関わりを持てず、不安定で流動的、いつどこでかかわりをもつか分からない。しかもかかわりを持った時も、非常に刹那的、瞬間的だ。大変に困惑させられる卦だ。
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