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「リコそろそろ休憩しよっか?」
「うん!」
大空との散歩は日課になっていていつもの散歩コースを歩いていつもの場所で休憩していた。それは幸せな時間だったはずなのに…
「リコ実はな前から好きな人がいたんだ。今日告白したら私も好きってやっと付き合ったんだ。」
(え?なにそれ?私も大空が好きなのに!やっぱり私がわたしが――だから大空は妹にしかみないの?)
「リコ?」
「あっ!大空君?」
「あっ!莉菜!?なんでこんなところに?」
大空と話していたら急に莉菜っていう可愛い系の女の子が立っていた。
「この子がリコちゃん?」
「うん!可愛いだろ?自慢の妹だぞ!」
っと言うと大空は私の頭をわしゃわしゃしてきた。
正直大空が可愛いって言ってくれたし、撫でてくれたからすごく嬉しかったんだけど。
「本当だ!大空君が教えてくれた通り凄く可愛いね!!」
っと私に触れて来ようとしたので私は手を噛んじゃったよ。
やっぱり触れられるのは嫌だし。
「リコ!!何してんだ!」
「ごめん…なさい」
大空は当たり前私に凄く怒っていた。
「莉菜は俺の彼女だぞ!手を出したら駄目だ!!分かったか?」
「大空君大丈夫だよ!」
莉菜はそういって微笑んでいた。そんなことよりも大空があんなに怒っていたのは初めてでよっぽど莉菜が大好きなことが伝わって来て凄く胸がズキズキしていた。
「リコちゃん。なんか嫌だったこと言っちゃた?ごめんね?」
「…………」
莉菜は私に謝ってきた。
(なんで謝るの?悪いことしたのリコなのに…)
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