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「残念だったな」
ぽんっと頭に手を置いて言ってくる黎にむかっとする。
「黎はいいのか!?ボクが膝の上に乗っていて!」
「弟みたいで可愛いから別にいい」
「ぐっ...!」
さらっとボクが傷つく事を言ってきやがった。
そうさ、ボクは童顔で背も小さくて高校生とは思えぬ容姿だよ。気にしてるんだよ!嫌なんだよ!
毎日男に追われて、男なんか大っ嫌いだ!女の子と一緒にいたい!
「と、言うわけで降りていい?」
「お前の心の中の声なんて聞こえるわけがないから却下。怒られるのはオレなんだからな?」
頬に一筋の汗を流しながらさらっと否定して、口の中にソーセージを入れてくる。
それを食べながら、ボクは思った事があった。
...海麗ちゃんが怒るとどうなるbんだろ?
きっと怖いんだろうな...なんて思いながら食べていた。
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