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○月◇日 曇りのち嵐
今日は、朝から落ち着かない。いえ、落ち着けない。
明日、両親が、早くに帰ってくる。
今朝1番に、母から私に連絡がきた。
よって、今日は緊急兄弟会議が開かれていた。
これのせいで、全く落ち着けない。
なぜ私(妹)が入っていないか、と言うと、私は別に、両親が帰ってくるからと言って、会議する程の問題は無いからだ。
むしろ、嬉しく思います。はい。
しかし、兄達は違うようで、私からその話を聞いた瞬間、その会議が開かれた。
珍しく、あの2人が組んでいる。仲良しだ。
これぞ、親の成せる技なのか…。
「コホン。さて、諸君、今日集まってもらったのは他でもない。
あの、親と呼ばれる、有害生物に対する策を考えるためだ。」
「ふんふん。しかし議長、如何にして、あの者達から逃れる?」
「馬鹿者がっ!!ヤツらに対しては、逃げなど通じぬ!!全力で闘わずして、生き残る他ないだろう!!」
「そうだぞ!!ヤツらにされた事を忘れたか!?」
「………はっ!!」
「……ヤツらは…惨すぎるからな…。」
「そうだ。昨年を忘れた事は無いだろう。
ヤツらは、問答無用で、そして、平気な顔をして、私の外出中に、私の大事な、命よりも大事な、
生命維持装置(アニメ、マンガ、ゲーム等)を捨てた、恐ろしいヤツらなんだぞっ!!」
ざわっ…!!
「なんだと…っ!?…なんて恐ろしいっ!!」
「本当に人間なのか!?」
「あんまりだっ!!」
「もうダメだー!お終いだー!!皆死んじゃうんだー!!」
「糞っ!!これも全て、リア充のせいだ!!爆発しろっ!!!!!」
「こうなったら、私は脱ぐっ!!」
「待ちたまえ!それはまだ早い、早まるな!!」
一応、貴方達をこの世に誕生させてくれた人達ですよ。
てゆーか、何人いるんですか。
そして、その中に絶対、作者が紛れているだろう。間違いない。私は確信している。
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