第2章 君との別れを

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「さっきも言ったけど、女の子に興味はないんだ。うるさい女の子は嫌いだしね」 「じゃあ佳奈とか大人しいじゃない」 「あー、三浦さんっていいよね下半身が」 「見るな変態!」 斎藤くんは「冗談冗談」と言って笑ったけど、全然冗談には聞こえないんですけど。 店員さんもお客さんも、なんかチラチラ見てるし。 な、なんか私ってどう映ってるのかな……まさか彼女とか思われてないよね? こう見られてると食べづらい。 まあ見られてるのは私じゃなくて斎藤くんなんだけどね。 それでも気まずいというか。 すると、可愛い格好をした女の子二人がぱたぱたと走って斎藤くんの前に立った。 うわぁ……もしかしてこれは。 しかも私が見えていない。
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