第2章 君との別れを

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「誘われたんでしょ。じゃあ脈だってあると思うけど」 「そ、そうでしょうか」 「案外、先輩から告白されたりしてね。いいね青春」 先輩から告白してもらえたら、すごく嬉しいと思う。 もし告白して、断られるのはすごく怖いけど……気持ちを伝えないで終わるのは嫌だ。 「斎藤くん。私、頑張る」 「うん、頑張れ」 なんか斎藤くんに背中も押してもらっちゃったし……。 今日は本当にお世話になっちゃったから……あらためてお礼をしないとな。 明後日……頑張ろう。 まだ知り合ったばかりで、先輩のことをよく知らないけど。 一目惚れだって立派な恋だよね。 先輩が好きで……一緒にいたいって思っているから。 気持ち。 ちゃんと伝えないと……。
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