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いざ先輩を前にすると、怖くなってしまう。
決意したのに。
なぜか揺らいでしまう。
先輩と顔を合わせるのは今日で三回目だ。まだ初対面のようなお互い何も知らない状態で……告白がうまくいくのか?
先輩も……私に一目惚れしてくれてればいいのに。
「真緒ちゃん」
「わっ! は、はいっ」
「今日の服も可愛いね」
先輩は笑顔で私の服を褒めてくれる。
これは斎藤くんに報告でもして何かおごらないとなぁ。
やっぱり男の子の好みは男の子じゃないとわからないものね。
でも、褒めてもらえるなんて。
「ありがとうございます……すごく、嬉しいですっ」
先輩の言葉は柔らかくて優しくて……もしお世辞でも、ころっと騙されちゃいそう。
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