第2章 君との別れを

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そんなオシャレな人の中で私は浮いてはいなかった。 斎藤くんが選んでくれた服は、まったく地味ではなく……まあ、派手でもないのだけれど。 そのお陰で、どこに行こうが恥ずかしくはない。 「真緒ちゃん。右と左どっちがいいかな」 ルート決めだ。 右から回るか左から回るかの話し。 「じゃあ左にしましょう!」 「うん、わかった」 私たちは、まずは左から見て回ることにした。 私は歩きながら、お店の中をちらっと見ていくと、大きな本屋やビーズやレースが売っている裁縫屋。 雑貨屋やゲームセンターなど、ジャンルが幅広い。 運の上がる石とか売ってる店も何個かあるけど、本当に運があがったりするのかな?
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