第2章 君との別れを

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もう……! こんなときに、いったい誰からメールなんだろう! ――携帯を開くと、そこに出ていたのは綾翔の名前だった。 あまり綾翔からメールが来ないから珍しいな……余程大事な内容なのだろうか。 私はメールの内容を開く。 “明日お前ん家行く” それだけシンプルに記号も絵文字もなしで送られてきた。 なんでいきなり私の家に……。 私は素早く、でも指先に力が入って携帯初心者のような手付きで綾翔に返事を送る。 何しに来るのと送ったが、それに対しての返事は来なかった――。
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