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ちなみに恥ずかしい写真というのは、子供のときの写真で……誰が見ても笑えるものを何枚か所持している。
「あ、そうだ綾翔! 夏休みのいつか、綾翔ん家泊まりに行くから!」
「日にち決まったら教えろよ」
「そうだねっ! いきなり行ったら綾翔、恥ずかしいもの隠せられないもんねっ」
「恥ずかしいものなんか持ってねぇよ!」
そう言いながら綾翔はゲームを置いて私の方に走って向かってくる。
私は逃げようとするが、なびいてしまった長い黒髪をつかまれてしまった。
「いった! ちょ、離しなさいよー!」
「お前いい加減にしないとやるぞ。いいのか」
「えっ! ちょ、待って! きゃあああっダメっ」
綾翔にまたがられて身動きがとれない状態でのくすぐり攻撃。
意地悪に笑いながらお腹と首を楽しそうにくすぐる。
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