第2章 君との別れを

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次の日の夕方、綾翔たちの家族が私たちの家へとやってきた。 お互いのお父さんは仕事で、まだいないけど。 綾翔のお母さんと私のお母さんは幼稚園のときから、ずっとクラスも一緒だった幼馴染だったらしい。 そのために、河井家と篠原家は親同士の交流が濃いために、よくお互いの家で食事をしたりしている。 イベントなんかも、よく二つの家が集まってやっているくらい仲が良いのだ。 私と綾翔も、いつか子供が生まれたら私たちみたいになるのかなぁなんて、考えてみたり。 「真紀ちゃん真紀ちゃん。じゃーん! この高いお肉がなんと! 半額だったのよ!」 「すごいわ! これ、いつも高くて買えなかったのよ! さすが明!」 ちなみに真紀は私のお母さん。 明さんは綾翔のお母さんだ。
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