第2章 君との別れを

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私たちは家の近くにあるコンビニに行き、ジュースを選んだ。 「これと、これがいいかな」 「ああ。いいんじゃね」 選んだのは炭酸飲料と、そうではないやつ。 つまりサイダーとりんごジュースでありまして……綾翔がレジにその二つを持っていき、私がお金を出した。 「いやいや、持ってもらって悪いですねぇ」 「……別に」 コンビニを出るまでは私が持っていたけど、コンビニを出た瞬間に綾翔は私の手から袋を奪うように持った。 ……いや、持ってくれた。 この前は斎藤くんが荷物持ってくれたし、意外と男の子って優しい生き物なのかな……なんて。
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