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綾翔は拗ねてしまったのか、日陰に戻ってゲームをしはじめた。
「二人はじゃれるほど仲が良いのはわかってるけど、他人に見られたら変な噂たつよ?」
斎藤くんがにこっと笑う。
聞こえていたのか、綾翔は「仲よくねぇよ」とゲームをしながらつっこんだ。
「本当は私が大好きなくせにー」
「なっ……べ、べつに好きなんかじゃ……!」
「……?」
なんでいきなり綾翔、顔が真っ赤になるんだろう。
斎藤くんを見ると笑いを堪えてプルプルと震えている。
さっきまでサッカーをしていた男子たちは休憩しているのか木陰に移動していた。
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