第2章 君との別れを

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そのあと、何分もしないで綾翔たちが来てくれて、とても安心した。 「真緒! まじてお前……なんか本当……バカ!」 「す、すみません」 「まあまあ、いいじゃない綾翔。河井さんも反省してるみたいだしね」 さっきは怖かったけど、あの男の子とみんなに会えて、今は怖さなんか感じない。 よかった……助かって。 「真緒、足……ケガしてる」 片手にりんご飴を持った佳奈が、そっとしゃがみこんで私の足を撫でる 「大丈夫だよ。下駄に慣れてなかっただけだから」 「お前、そんな足でここまで歩いてきたのか?」 「え、ううん。男の子が運んでくれたの」 そう言うと、みんな口をそろえて「誰それ」と言った。
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