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そのあと、何分もしないで綾翔たちが来てくれて、とても安心した。
「真緒! まじてお前……なんか本当……バカ!」
「す、すみません」
「まあまあ、いいじゃない綾翔。河井さんも反省してるみたいだしね」
さっきは怖かったけど、あの男の子とみんなに会えて、今は怖さなんか感じない。
よかった……助かって。
「真緒、足……ケガしてる」
片手にりんご飴を持った佳奈が、そっとしゃがみこんで私の足を撫でる
「大丈夫だよ。下駄に慣れてなかっただけだから」
「お前、そんな足でここまで歩いてきたのか?」
「え、ううん。男の子が運んでくれたの」
そう言うと、みんな口をそろえて「誰それ」と言った。
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