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あのお祭りの日から二ヶ月と少し……今はすっかり肌寒くなった11月になってしまっていた。
あれから、綾翔とは必要なこと以外は話したり一緒にいたりしていない。
いつの間にか、それに慣れてしまった。
綾翔のいることが当たり前だった毎日が、綾翔がいなくても普通な毎日になった。
今もこうして綾翔とは一緒にいない。
自然と斎藤くんとも話さなくなった。
「先輩!」
「真緒ちゃん」
今じゃお昼は先輩と一緒に中庭で食べるようになった。
「肌寒くなってきましたね……そろそろ中でお昼食べたらいいんでしょうか」
「そうだね……そろそろ中がいいかな?」
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