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「だって真緒ちゃん、篠原くんと付き合ってるんでしょ?」
「へっ!?」
ふと周りを見ると、クラスメート公認って感じでみんなが「よかったね」と口々に言っている。
「ままま、待って私綾翔付き合ってなんか――」
「違ぇよ! ……付き合ってなんかいねぇよ……勘違いすんな」
私が全部言い終わる前に、先に綾翔が否定をする。
「え、でも……」
「違うの?」
みんなが不思議そうな顔をしている。
どうやら本当に私と綾翔が付き合っているんだと思っていたようだ。
「こいつとはただの幼馴染なだけだよ。それ以上の関係はない」
「……――っ」
あれ……なんでだろう。
今すごく悲しくなった……なんで……どうしたんだろう私。
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