第3章 涙の意味とは

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でも、まだ来月の話だし……今からウキウキしてたんじゃ落ち着かないよね。 落ち着かないといえば、この席もなんだけど……。 あきらかに私邪魔だよね。 これじゃあ二人が話せないんじゃないかな……。 「そわそわしてどうしたの?」 「えっ、あ……いや別に」 「ふーん?」 斎藤くんは何かを悟ったかのような笑顔で私の顔を見る。 な、なんというか……彼には嘘をつけないというか、見破られてしまうなぁ。 綾翔は窓を見たままだし。 うう、くじ運の悪さを憎むわ神様……。
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