第3章 涙の意味とは

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変わらないものもあるのかな。 私……先輩とはずっと一緒にいられるのだろうか。 いたいな……。 「真緒ちゃんは何が好き?」 「え、好きなものですか?」 「そう。誕生日プレゼントは何がいいかなって」 先輩はにっこりと微笑む。 最初は一目惚れだった恋も、いつの間にか本当の本当に好きになってしまっている。 「先輩がくれるならなんでもいいです……嬉しいから」 「そっか……はは。なんか照れるね。絶対に喜んでもらえるようなプレゼントを渡すからね」 「はい!」 先輩は、いつも私のことを送ってくれる。 家まで……最後まで一緒にいてくれる先輩が優しくて大好きだ。
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