第3章 涙の意味とは

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12月7日。 今月の末から冬休みが始まり、そしてその前には私の誕生日がある。 今月はイベントが沢山だ! 「と、いうわけでね……誕生日の日は平日だったから、その前の日曜日はどうかな」 「はい!」 今はお昼休み。 私たちは一年の教室が並ぶ廊下の窓際で誕生日のことについて話し合っていた。 12月19日は私の誕生日ということだが、その日は学校があるためにどこかに出掛ける時間がない。 そのため、私たちは19日に一番近い日曜日にデートをすることにした。 「先輩ありがとうございます……私のために」 「はは、いいんだよ」 先輩はにっこりと笑顔を見せてくれる。
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