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「そんなんだから綾翔は女子に人気ないのよ」
「別に女子の人気あげたいとか思ってねーし!」
綾翔は舌をべーっと出して顔を背けてしまう。
そんな様子を斎藤くんは呆れたように見ていて……本当綾翔は子供なんだから。
「河井さんはいつまでそこにいるの?」
「入らねーならドア閉めるぞ」
「綾翔は廊下に出たかったんじゃないのか?」
私は、なんだかこのまま三人と話しをしていたい気分なんだけどな。
こんな風に……本当はずっと話したかった。
ずっと話していたかった仲良く一緒にいたかったから。
綾翔がこうやって私に軽口をたたいてくれるの、すごく久しぶりだったから……。
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