第3章 涙の意味とは

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あまり長く外にいたくないという気持ちから、ここでスパッと決めてしまおうと思い、色んな帽子を被ってみる。 「うーん……こっちがいいかな。無地もいいけど柄があったほうがいいなぁ」 「真緒ちゃんはニット帽がよく似合うんだね。僕は帽子ってあまり似合わないから被らないんだよね」 「そうなんですか? じゃあ冬は厳しいですね……」 「もう耳が痛いのなんのってね」 先輩はハットとか似合いそうだな……でも、ニット帽とかも似合いそうなんだけど……。 でも男子ってあまり帽子被らないよね。 綾翔も斎藤くんも、あとお兄ちゃんも冬になってもニット帽とか被らないで寒そうにしている。 あ、でも綾翔はみみあて付けてたっけな……。
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