第3章 涙の意味とは

51/93
前へ
/845ページ
次へ
「真緒ちゃんが良かったらなんだけど、クリスマスとお正月……一緒に過ごせないかな」 「えっ……いいんですか?」 「もちろん。僕は真緒ちゃんと一緒にいたいんだけど」 「もっ、もちろん! はいっ」 う、うそぉ……! クリスマスとお正月まで先輩と一緒にいることが出来るなんて……! な、なんてリア充。 「ああ、クリスマスとお正月が楽しみだな」 「そうですねっ」 とても楽しみなクリスマスとお正月という冬の最大イベント。 そう……楽しみな……。 これから、このイベントたちに悩まされるというのに、そんなことを知るよしもない私は―― ただ楽しみだと幸せを感じて笑っていた。
/845ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1449人が本棚に入れています
本棚に追加