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タイプ……。
小さくて女の子らしくて、髪もふわふわしたお人形みたいな感じだった。
「篠原くん……ようやく彼女が」
「嬉しいねぇ。ようやくか」
二人はニヤニヤしながら綾翔が出ていった場所を見ている。
どうしよう……綾翔に彼女が出来ちゃったら……。
な、何を考えているんだろ!
別に綾翔に彼女が出来たって関係なんかないじゃない!
私にだって彼氏がいるんだから。
「…………」
「真緒、どうしたの?」
「河井さん?」
やだ……また、泣きそう。
「わ、私ちょっと保健室に行ってくる!」
「あ……河井さん!」
だめ……だめだって言ってるのに、どうして私は綾翔のこと……!
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