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あー! だめだ!
考えれば考えるほど意識しちゃうみたいだ……!
「……はっ、そういえば、さっきの女の子は?」
「ん。あー別に……」
「いやー綾翔はモテるねぇ。付き合っちゃえばよかったのに」
「は? 嫌だよ相手の事知らないのに」
あ……断ったんだ……。
「で、でも、そんなこと言ってたら一生彼女出来ないよ?」
「うるせー」
綾翔は私の頭の上に、手のひらを横に向けた状態にして。
……そのまま振り下ろした。
「きゃっ!? うわー! 最悪!」
「お前の言動のが最悪だ!」
「はー!? なによ綾翔のバカっバカバカバカっ」
綾翔は何事もなかったようにツーンと窓の方を見てしまった。
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