第3章 涙の意味とは

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あー! だめだ! 考えれば考えるほど意識しちゃうみたいだ……! 「……はっ、そういえば、さっきの女の子は?」 「ん。あー別に……」 「いやー綾翔はモテるねぇ。付き合っちゃえばよかったのに」 「は? 嫌だよ相手の事知らないのに」 あ……断ったんだ……。 「で、でも、そんなこと言ってたら一生彼女出来ないよ?」 「うるせー」 綾翔は私の頭の上に、手のひらを横に向けた状態にして。 ……そのまま振り下ろした。 「きゃっ!? うわー! 最悪!」 「お前の言動のが最悪だ!」 「はー!? なによ綾翔のバカっバカバカバカっ」 綾翔は何事もなかったようにツーンと窓の方を見てしまった。
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