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そのモコモコを袋からゆっくりと取り出していくと……
「え……あっ! わあっ!」
中から出てきたのは、モコモコ素材のリボンだった。
「えー! すっごく可愛い!」
「喜んでもらえてよかったよ」
「意外に普通でびっくりしました」
「……どういう意味?」
斎藤くんの鋭い目に、背筋がゾクッとなる。
こ、怖いよ。
私は早速貰ったリボンを、今横髪の一番下あたりに着けてあるリボンと取りかえた。
冬っぽくて可愛い。
「似合うね」
「えへへ。斎藤くんありがとう! 大切にするねっ」
ふと綾翔の方を見ると、綾翔は窓の外を眺めたままだった。
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