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きっと私が何でため息なんかついてるのかだって……きっとバレバレなんだろうなぁ。
「ねえ河井さん。クリスマスは先輩と過ごすんだろうけど、クリスマス前後でいいから時間つくれない?」
「あ、うん。私は全然暇なんだけど……どうして?」
「うん。三浦さんと綾翔と四人でクリスマスをしよう。みんなでプレゼント交換なんかしてさ」
「わあ! うんっ! したいクリスマス!」
「あはは。そ。じゃ、河井さんはいつがいい? みんなの都合が合う日にパーティーをしよう」
私は斎藤くんに都合のいい日をいくつか教えていると、階段を先輩が降りてくるのが窓に映る。
その時、スッと綾翔が私たちの横を通り過ぎた。
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