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お馴染みメンバーが集まると、
「なあ、暑いから帰りアイスでも食べに行かねぇ?」
綾翔は下敷きを団扇代わりにしてパタパタと扇ぎながら言った。
「ああ、いいかもね」
「ん、食べたい」
「私もアイス食べたいです!」
みんなでアイスを食べに行くことにした私たち。
私は取り合えずお金があるか財布を見てみると、ギリギリの金額が目に入る。
「う」
ちょっと痛い出費にアイスを買うか買わないか迷う。
私は「そうだ……」と聞こえないくらいの声で呟き、綾翔の背後にまわってギュッと抱きしめた。
「真緒金欠です。どうしましょう」
「あーじゃあ帰れ。おごらないから絶対」
綾翔はギュッと絡まった私の手をほどこうと力を入れた。
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