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私が椅子の上で体育座りをしていたら、再び学校にチャイムが鳴り響き、担任の先生が各教室に入っていった。
うちのクラスのホームルームは簡単で、明日の予定をざっと話しただけで終わる。
他のクラスがまだホームルームをやっている中、私のクラスだけ終わり、号令の合図でみんな立ち上がり「さようなら」と言った。
掃除をする物は教室に残り、他の人は各々帰るなり部活なりに行った。
「私掃除。待ってて」
「うんかわった」
佳奈は教室に残り、私たち三人は廊下に出て待つことにした。
まだ廊下には誰もいない。
「河井さん。落ち込まないで」
「え、いきなり何が」
「そのうち大きくなるから」
「余計なお世話だっ!」
私は持っていたバックを思いきり頭に振りあてた。
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