第4章 幸せはここに

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でも斎藤くんが私を好きだなんて有り得ないし想像出来ないよ。 だって、斎藤くんはいつも私のこと……。 「真緒ちゃん」 「えっ? あ、先輩!」 響くんと話しているうちに先輩が飲み物を持って帰ってきた。 「あ、この人が真緒さんの彼氏さんなんだ」 「え……えっと誰……?」 先輩は響くんと取り巻き達を見て、不思議そうな顔をして見ている。 そんな表情を見て、響くんは斎藤くんによく似た笑みを浮かべて取り巻きに「行こう」と言って足を踏み出す。 そして数歩歩いて、こちらをくるっと振り替えって私を見る。
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