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でも斎藤くんが私を好きだなんて有り得ないし想像出来ないよ。
だって、斎藤くんはいつも私のこと……。
「真緒ちゃん」
「えっ? あ、先輩!」
響くんと話しているうちに先輩が飲み物を持って帰ってきた。
「あ、この人が真緒さんの彼氏さんなんだ」
「え……えっと誰……?」
先輩は響くんと取り巻き達を見て、不思議そうな顔をして見ている。
そんな表情を見て、響くんは斎藤くんによく似た笑みを浮かべて取り巻きに「行こう」と言って足を踏み出す。
そして数歩歩いて、こちらをくるっと振り替えって私を見る。
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