第4章 幸せはここに

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「真緒サン」 「は、はい?」 「今の話は兄貴にはナイショ……ね?」 「あ……うんわかった」 「その先輩にも綾翔にも……だよ」 人指し指を口に添え「ヒミツだからね」と言い残して取り巻きたちと公園の外に出ていってしまった。 あ、嵐が去った……。 「真緒ちゃん、彼と知り合い?」 「知り合いというか……ほ、ほら私のクラスメートの金髪の……覚えてます?」 「うん。前告白されてた人だね?」 「その人の弟さんなんです」 そっくりすぎて大変です。 いやもう笑いたくなるくらいに。 先輩が買ってきてくれたコンポタージュの缶を開けて、コクリと飲む。
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