第4章 幸せはここに

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うーんダメダメ! 今からその本人に会うのに暗い顔なんかしちゃダメだよね! そうだよ……綾翔の前にいるのは笑顔の私の方がいいんだから……。 自然ヶ丘につき、バスを降りると辺りは真っ暗でちょっと薄気味悪い。 夏に比べれば雪のおかげで少しは明るいけど。 「送ろうか?」 「え……あ、いえ! 待たせたら悪いのでちょっと小走りでいきます」 「わかった。滑ってころばないようにするんだよ?」 「はい……先輩。今日はありがとうございました」 先輩に深々と頭を下げる。 もちろん、ありがとうとごめんなさい両方の意味があるんだけど。 先輩にはわからないよね……。
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