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うーんダメダメ!
今からその本人に会うのに暗い顔なんかしちゃダメだよね!
そうだよ……綾翔の前にいるのは笑顔の私の方がいいんだから……。
自然ヶ丘につき、バスを降りると辺りは真っ暗でちょっと薄気味悪い。
夏に比べれば雪のおかげで少しは明るいけど。
「送ろうか?」
「え……あ、いえ! 待たせたら悪いのでちょっと小走りでいきます」
「わかった。滑ってころばないようにするんだよ?」
「はい……先輩。今日はありがとうございました」
先輩に深々と頭を下げる。
もちろん、ありがとうとごめんなさい両方の意味があるんだけど。
先輩にはわからないよね……。
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