第4章 幸せはここに

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「綾翔寂しかったら手、繋いでもいいんだよー」 「う、うるせーよ……」 綾翔は前を向いて、スタスタと歩いていってしまう。 綾翔からかい作戦大成功っ! なんちゃって? 「そういえば綾翔ん家って毎年クリスマスとかしてなかったっけ?」 「家族だけではしてねーな。だいたいお前ん家とやってたからな」 「あー、そうだっけ?」 そういえば、クリスマスとか何かイベントがある時は私と綾翔の家でパーティーとかしてたっけ。 今年は私が変わっちゃったからやらなかったんだよね……。 「でも、さ。クリスマスは真緒とやれて嬉しいよ。……って母さんたちが言ってた」 「綾翔は? ねぇ綾翔は?」
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