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「……は?」
「綾翔は真緒とクリスマスできて嬉しくないんですかー?」
「…………」
綾翔はピタッと立ち止まる。
急だったため、そのまま綾翔の背中に突撃してしまった。
「……ったぁ……もう綾翔! 急に立ち止まらないでよ!」
「あ……わ、悪い」
そう言って綾翔は、私の顔をジーっと見つめてくる。
え、な……何……?
「綾翔……?」
な……なんだろう……そんなに見つめられたらドキドキしちゃうんだけど……?
「あ、綾翔……! ほ、ほら早く行こうよ……っ」
「真緒」
「えっ?」
綾翔は真剣な顔で私の方に手を伸ばしてきた――
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