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ビシッ
「あいたっ!?」
綾翔は私のおでこにデコピンをして、満足そうにクスクスと笑っている。
「あ、綾翔……?」
「ふっ……バカ真緒。さっきの仕返し」
「なっ……!」
「わかってるんだぞ、お前がさっき俺をからかっていたこと」
ば、バレていた……!?
綾翔は再びクスクスと笑って、また前を向いて歩いていく。
私はおでこを抑えて、少しだけ綾翔と距離が出来てから後をついていった。
綾翔の家につくと、明さんたちがケーキとご馳走を用意して待ってくれていた。
「真緒ちゃん、ささ座って!」
「うん。ありがとう」
「綾翔も座りなさい、ほらっ」
「あ、ああ……」
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