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綾翔がそう言うと、明さんはプーっと頬を膨らませた。
「そんな昔の事は忘れたのよ。いいじゃないパパが美味しく料理作ってくれるんだから! ね、真緒ちゃん」
「えっ!? 私!?」
そんな感じでワイワイ楽しくおしゃべりをしながらクリスマスイブの夜を過ごした。
その後、明さんと後片付けをしてから今日は篠原家に泊まるというわけで綾翔の部屋に行った。
「いや、おかしいだろ」
「え、何がです?」
綾翔はバンッと窓側にある勉強机を叩いて私を睨み付ける。
「おかしいだろ! なんで俺の部屋に来たわけ!? お前は違う部屋で寝ろっ!」
「えー! この前までは一緒に寝てたのになんでよー!」
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