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綾翔の優しさに、なんとなく温かくなる。
本当……綾翔ってば、いつもは意地悪なくせに、こういう時は優しくなるんだから……。
「ありがとう。綾翔」
「……べ、別に下で寝かせたら後で母さんに文句言われると思っただけで……!」
「はいはい。ありがとう」
「お、お前なあ……っ!」
綾翔ったらすごく真っ赤になっちゃって可愛いんだから。
ありがとう……綾翔。
綾翔の顔が真っ赤になっているのを見ていたら、明さんが部屋に入ってきた。
「真緒ちゃん。パジャマ貸してあげるからちょっとおいで」
「あ、うん!」
明さんに呼ばれて、私は綾翔の部屋を後にした。
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