第4章 幸せはここに

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私が脱いだ服を明さんは畳んでくれる。 「そろそろ彼女つくってきてくれないと! ねぇ真緒ちゃん」 「えっ、あ……そうですね」 「それとも、いるのに内緒にしてるのかしら。ふふっ」 やっぱり……私、綾翔に彼女が出来るのも結婚されるのも絶対に嫌だ。 後悔……したくない。 言わないで後悔するのは、絶対に……絶対に嫌だよ。 「明さん」 「なに?」 「服、畳んでくれてありがとう。綾翔の部屋に行くね」 「ええ」 そうだよ。 それに、言ってみないとわからないじゃないの、ねえ? 私は、一番奥の部屋である綾翔の部屋の扉をあける――
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