第4章 幸せはここに

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自分の髪をほどいて、リボンで綾翔の髪を縛ってみる。 「あ、出来た出来た。んー顔こっちに向けてくれないとわかんないんだけど……」 ちょっぴり短いツインテール。 綾翔はどっちかっていうと可愛いから、リボンとか似合うよなー。 そろそろほどいてあげよう。 「……ん」 「えっ……」 「真緒……」 や、やばっ! 綾翔起きちゃった! 「あ、あはは。ふ、布団中に入らないと、風邪、引くよ」 「…………」 綾翔は眠たいのか、半目で私の顔をジーと見ている。 「真緒」 「な、なんでしょう」 「お前……何しやがった」 「な、なんのことでしょう」
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