第4章 幸せはここに

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綾翔は私をジーっと見てくる。 そして、自分の髪に違和感があったのか、両手で頭をさわり始めた。 「な……」 「あは」 「なにしてんだバカ真緒ー!」 綾翔はいきおいよくリボンをほどき、私に投げ付けてくる。 リボンは軽いから飛ばないんだけどね! 「あはは! 綾翔ったら、似合ってたよ!」 「うるせーよ! つか嬉しくねーし!」 「綾ちゃん」 「綾ちゃん言うな!」 わ……顔、真っ赤になってて可愛い。 そんなに髪を結ばれるのって恥ずかしいことなのかなぁ? 似合ってるのに! 「隙を見せてるからだよ?」 「ただ寝てただけだろ……お前の隣で寝たくねぇな……」
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