第4章 幸せはここに

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「何言ってるのよ。横じゃなくて上と下でしょ」 「如何わしい発言をするな!」 「えっ、綾翔は上がいいの!?」 「だからやめろって!」 綾翔はまくらを私に投げつける。 それを私はヒラリとかわし―― 「ぎゃっ!?」 「運動音痴のお前が避けれられるわけねーだろ」 「…………」 投げつけられた枕の端を持って、綾翔にぶつける。 投げるんじゃないよ? 思いきり枕で叩く感じだよ! 「お、おーまーえーなー」 「あ、あは?」 綾翔は勢いよく立ち上がり、私からバッと枕を奪い取る。 そして、腕を掴まれてベッドへと投げ飛ばされた。
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