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「何言ってるのよ。横じゃなくて上と下でしょ」
「如何わしい発言をするな!」
「えっ、綾翔は上がいいの!?」
「だからやめろって!」
綾翔はまくらを私に投げつける。
それを私はヒラリとかわし――
「ぎゃっ!?」
「運動音痴のお前が避けれられるわけねーだろ」
「…………」
投げつけられた枕の端を持って、綾翔にぶつける。
投げるんじゃないよ?
思いきり枕で叩く感じだよ!
「お、おーまーえーなー」
「あ、あは?」
綾翔は勢いよく立ち上がり、私からバッと枕を奪い取る。
そして、腕を掴まれてベッドへと投げ飛ばされた。
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