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窓の外を見てみると、外は薄い赤紫色になっていた。
「綾翔」
「…………」
「え、寝たの!? ちょ、綾翔起きてよ吹雪いてきたよーっ」
吹雪で家が揺れてるんだ。
外もゴオオオとすごい音が聞こえてくる。
「すごい音……なんか、怖いな」
風で家もキシキシと揺れてるし、ちょっと、こういうのって怖いんだよね雷みたいで。
「真緒」
「わっ! あ、綾翔!」
「怖いのか?」
「な、泣くほどには怖くないけど……お、音とか気味が悪いじゃない……?」
そう言うと、綾翔はフッと笑みを浮かべる。
ま、まさかバカに――
「一緒に寝てやろうか」
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