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う……なにこれ、恥ずかしすぎる!
「あ、綾翔……」
「なんだよ。いつもは昔は昔はって煩せーくせに。今日はダメなのかよ」
「それ、は……」
綾翔は私の隣に寝ころがった。
そして、顔だけ私の方に向けて、ジっと私の目を見てくる。
「綾翔……」
「おやすみ。真緒」
「うん……」
いつの間にか、家の音も雪の音も気にならなくなっていた。
綾翔の言う通り、前は“昔はそうだったのに”って言っていろいろ大丈夫だったのに。
やっぱり、好きになっちゃったからなのかなぁ。
昔は出来てた事が今となっては恥ずかしい。
私たちが大人になったと言うこともあるかもしれない……けど、やっぱり、それとは違うんだよ。
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