第4章 幸せはここに

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う……なにこれ、恥ずかしすぎる! 「あ、綾翔……」 「なんだよ。いつもは昔は昔はって煩せーくせに。今日はダメなのかよ」 「それ、は……」 綾翔は私の隣に寝ころがった。 そして、顔だけ私の方に向けて、ジっと私の目を見てくる。 「綾翔……」 「おやすみ。真緒」 「うん……」 いつの間にか、家の音も雪の音も気にならなくなっていた。 綾翔の言う通り、前は“昔はそうだったのに”って言っていろいろ大丈夫だったのに。 やっぱり、好きになっちゃったからなのかなぁ。 昔は出来てた事が今となっては恥ずかしい。 私たちが大人になったと言うこともあるかもしれない……けど、やっぱり、それとは違うんだよ。
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