第4章 幸せはここに

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明さんの言った通りだよ。 いつの間にか私……綾翔のこと、ちゃんと男の子だって見始めたんだ。 「…………」 「綾翔……寝た、の?」 綾翔からは返事がない代わりに規則正しい寝息が聞こえてくる。 寝ちゃったのか。 ちょっと、ギュッて抱きついてみてもいいかな……。 私はそっと、寝ている綾翔の腰に腕をまわしてみる。 呼吸と一緒に上下する体と、温かい体温が伝わってきて少しだけ恥ずかしくなる。 「綾翔が悪いんだよ。わかってるの?」 久しぶりに二人で寝たクリスマスの夜。 今日はなんだか、ぐっすりと眠れそうな予感だ……。
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