第4章 幸せはここに

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綾翔はと言うと、なんだか変わりなく居られます。 女の子と一緒に寝ていたというのに、赤面することもなく私と向かい合っているのだ。 「ねえ、綾翔」 「あ?」 「私、女の子なんですけど」 「ああ」 これは……私は本気で可愛らしいラビットちゃんのような女の子ではないと。 そう思っているわけですね? 「ねえ、綾翔」 「あ?」 「可愛いと不細工なら」 「間」 そうですか! そうですよね間に決まってますよね並ですよね並! 「って、あんたねぇ!」 「不細工って言われるよりマシだろ」 「確かに! って違うー!」
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