第4章 幸せはここに

77/93
前へ
/845ページ
次へ
「そういえば、斎藤くんも本当は髪って黒色なの?」 「え……ああ、まあ……。ただ響とか未亜よりは茶色っぽいかもね」 あれ、なんか斎藤くん動揺してる? 自分の髪の色知られるのってイヤなのかな……チャラいもんね。 「それより河井さん、タイツ履けば」 「え、あ!」 「未亜はお姉ちゃんといてね。じゃあ、よろしく」 斎藤くんは手をヒラヒラと振ってから、部屋の外に出ていってしまった。 未亜ちゃんと二人きり……! 「未亜ちゃんはお兄ちゃん好き?」 「うん! みあ、れいやおにいちゃんも、ひびきおにいちゃんもすき!」 「そっかそっか!」 純粋だなあ……。
/845ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1449人が本棚に入れています
本棚に追加