第4章 幸せはここに

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部屋に入ると、あのフォーティワンのケーキアイスが……! 「真緒。ヨダレ」 「はっ……じゅるり」 私は口元を拭い、綾翔と斎藤くんの間に腰をおろす。 エメラルドグリーンというか……そんな感じの色。 早くしないと溶けちゃう! 「簡単に溶けないよ河井さん」 「もうすぐ蛍と響来るはずなんだけどな」 なんか心を読まれた感が……。 綾翔の言った通り、すぐにお兄ちゃんと響くんが篠原家にやってきた。 「ちはー。あ、本当にケーキアイスだ」 「ひびきおにいちゃん!」 「あ、未亜。未亜の隣座ろっかな」 響くんは未亜ちゃんの隣に。 未亜ちゃんは斎藤兄弟に挟まれて座っている。
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