第4章 幸せはここに

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「真緒」 「お兄ちゃんお兄ちゃん! ケーキアイスですよケーキアイス!」 「ああ……いつもテレビ見て煩かったやつね。よかったね」 お兄ちゃんは綾翔と響くんの間に腰をおろし、これで全員! いよいよケーキアイスうへ。 「河井さんヨダレ」 「おっと……じゅるり」 「じゃあ切り分けるかー。誰がやりたい?」 「みあ! みあがやる!」 未亜ちゃんは立ち上がって手を上げる。 立ち上がっても座ってる私たちくらいの小さな未亜ちゃん……可愛い。 「あーじゃー、一緒に切るか」 響くんはナイフを取って未亜ちゃんに握らせ、その上から自分の手を重ねて持つ。
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